北部はキン族の歴史と中国支配の歴史が長く（１０００年以上）続いていたらしい。中部より南は 　１４００年ころまでチャム族によるチャンパ王国の歴史があったみたいです。その後も、中国の国 　に侵略されたり抵抗したりの歴史が続き、１８８３年にフランスの植民地になりました。１９４５年に 　ホーチミンさんらの独立運動により独立しましたが、その後フランスの再占領によりベトナム戦争 　が始まり、１９５４年に南北に分割し、１９６５年に米国が北（共産党政権）に対する武力介入を始め 　１９７５年に北がサイゴン（現ホーチミンシティー）を占領し、ベトナム戦争が終結しました。 　１９７６年にハノイに首都を置き、世界でも数少ない社会主義政権の国となっています。 　１５年くらい前からドイモイという市場経済と開放政策を進めてますが、完全に中国のパクリです。 　キン族（ベトナム人）がほとんどで、チャム族のような多数の少数民族がいます。 　キン族のほとんどが仏教徒で、フランス領だったのでカトリックも結構いるみたいです。 　通貨はＤｏｎｇ（ドン）≒０．００８円です。 　言語はベトナム語。 　一般的に、北のヒトはまじめでとっつきにくいが南のヒトは開放的で明るいと言われてますが、自 　分はホーチミン周辺しか行ったことないので、北のヒトがどうとかはわかりません。ていうか、今 　だに、北とか南とかいってるのって、なんかしこりがあるのでしょうかねぇ。環境的にも南は亜熱帯 　だから開放的なのは常識的なのだろうと思うんだけど。ただ、南は長く米軍がいたから、ヤンキー 　っぽいかも。みたいな。 　歴史的なこともあるのでしょうが、中国に対してよく思ってないヒトがいることは確かですね。でもね 　文化的に一番影響を受けてますから、基本的な発想とか行動が中国人とよくにてるのも確かです。 　お金の話が好きなのは、ある意味中国人以上かもしれません。ほかのアジアの国に行くと、お金 　のトラブルってつきものですが、この国はほかの国とちょっとちがって、せこいところが目につく場 　合が多いですね。 　それと女性は嫉妬心が恐ろしく強いというのもよく聞く話ですが、「夏至」って映画を観るとそんな 　面がなんとなくわかったりします。　 　女性には人気の国だから、とんでもないマニアがいそうな気がします。自分が知ってるベトナム人 　って．．．ベトちゃんとドクちゃん！（なんかマニアに殺されそうだよ） 　トラン・アン・ユン　　　　　　　映画監督「青いパパイヤの香り」「夏至」など。 　トラン・ヌー・クェン・ケー　　女優「青いパパイヤの香り」など。 　トニー・ブイ　　　　　　　　　　サイゴン生まれの米国移民の映画監督「季節の中で」など。 　ドン・ズオン　　　　　　　　　　男優「季節の中で」など。 　沢田教一（日本人）　　　　　ベトナム戦争時の従軍カメラマン。カンボジア内戦で亡くなりました。 　ベトナムっていうと、ゴイ・クウォンとかしか浮かばなかった国が、数年まえからかなり（特に女性） 　人気があります。去年ついに日本のＡ食品が「フォー」のインスタント麺を出しました。 　中華系のヒトなみになんでも食べるのが基本みたいです。でもホッピンロンだけはどうにも理解 　できません。あれを食べる発想ってどこから出てくるのでしょうか？ 　南北に長い国なので、北と南では受ける印象が違うんでしょうね。北は昔から中国の影響を長く 　受け続けてきたし、南はいろんな国からヒトが来て文化的な交流もたくさんあったみたいですね。 　それと、ベトナム戦争時の米軍の駐留は、特にサイゴンに大きな影響を与えたんじゃないでしょう 　か。インドシナ難民といわれるヒトたちの多くは南ベトナムの人たちです。米国に移民したりして、 　ロスにはベトナム人コミュニティーもあります。もともと裕福だったヒトたちです。 　社会主義の国で、まだまだ経済水準が上がってません。ホーチミンとかにはまだ物乞いがいます。 　それと、日本人に人気の国ですがそんな日本人相手の犯罪もあります。 　シンカフェとかにたむろしてる日本人！ベトナム人からはいいカモって見られてるかも。