２００２年４月２６日から１０日間シュムリアップとバンコクに行った。
久しぶりの一人旅で、静かにすぎゆく時間と語り合いながら、そんな自分を見つめていました。
アンコールワット遺跡 その１
（アンコール・トム）
最初の日の朝、出かける支度をしてＧＨの前でバイタクと交渉しようとしてたら、「どこ行きます？」と声がした。振り向くとリツがいた。ＧＨの玄関前のイスに座ってた。
「モーニング！」と挨拶を交わすと、彼がボクを雇わないかと言う。「お金ないからバイクでいいんだよ」と言うと、１日＄７でどうだと言う。そりゃ高いよぅ！
話あって＄６にした。少し高いけど日本語がある程度しゃべれるからいいかなぁと思った。車に乗って行き、リツがバイクで戻ってきた。そんじゃ行くべ！
シュムリは埃っぽく、バイクや車が走り去るとたちまち埃が舞い上がる。
アンコールへの道筋には新しく大きなホテルがたくさんできてたり、建設中のもある。そんな道を走りながら入場料を買うゲートまで行った。
７日券はどうみても必要ないので写真を渡して３日券（＄４０）を買った。チケットにパンチしてもらって．．．ＧＯ！
林に囲まれたまっすぐな道を行くとアンコールワットが見えてきた．．．マジで感動した．．．アンコールだぁ．．．やっと来たよ。
そのアンコールワットを左折してアンコールトムへ。南大門が見えてきた。朝早いのでヒトもまだ少ない。て言うか地元のヒトたちが行き交うほうが多いよ。
バイヨンに着く。まだ朝だというのにもうかなり暑い。東門前のテラスから入っていった。第一回廊のレリーフは部分的に変色してるけど確かに多様だ。
中央祠堂は一部崩れ落ちているところもある。尼さんがお祈りしてる小さなお堂もあった。ひと回りして眺めてみる．．．不思議な空間だ。ヒンドゥーと仏．．．
バイヨンからバプーオンへ。途中の木にサルがいるらしく、白人のグループがからかって（からかわれて？）いた。バプーオンは完全に修理中です。
象のテラスから王宮へ。象のテラスは思ったより長い。その向こうにライ王のテラスもある。ゆっくり観て回り、バプーオンの前で待ってるはずのリツを探した。
女の子が二人よってきて「イート？．．食べる？」とメニューを差し出してきた。みやげもの屋にならぶ食堂の客引きらしい。名前を聞いたがよく聞き取れなかった。
「スクールは？．．．ガッコ？」と聞くと、笑って答えない。妹のほうはまだ小さい。交渉とかにはならない、とりとめもない話をしてるとリツがバイクでやってきた。
アンコールトム南大門 バイヨン中央祠堂 小堂でお祈りする尼さん 中央祠堂の上 第一回廊のレリーフ ガッコへ行けよ！
（トノマンとチャウ・サイ・テボーダとタ・ケウ）
アンコール・トムから東大門を抜けて、トノマンとチャウ・サイ・レボーダへ。
ここまでくるとヒト影もほとんどなく、物売りの女性や子供たちが大歓迎をしてくれる．．．しなくっていいって！
トノマンは修復が終ってるらしく、小さいな平面的な遺跡だった。
ちょうど向かいになるチャウ・サイ・デボーダは修理中で回りにロープが張り巡らされていて近づけない。
少し探索してからタ・ケウに向った。タ・ケウはバイヨンに似て大きな遺跡だ。中央祠堂がピラミッドのような造りでとっても高い。登ってみろって言われたけど、やめた。
東楼門から少し入って見上げたら、自分の判断がまちがってなかったことを確信した．．．ボクは高所恐怖症なのです。て言うか暑いんだよ。マジで。
トノマン チャウ・サイ・テボーダ タ・ケウ
（タ・プローム）
タ・ケウからタ・プロームへ。
さすがに人気があるらしく、遺跡の前にはたくさんのバスとかクルマとかバイクが停まってて、ヒトもたくさんいる。
遺跡の入り口なんだろうか門があり、そこからわりと長い参道みたいな道が続く。途中で楽器を演奏している数人の男のヒト達がいた。
バリやジョグジャカルタで観たガムラン演奏に似た感じだ。ただガムランのような楽器はなく、中国の胡弓に似た楽器や小さな太鼓などで演奏していた。
不思議と聴き入ってしまう。立ち尽くしてしばらく聴いていた。
またしばらく歩いて、西塔門から遺跡に入ったら正面に遺跡西門が目に入る。遺跡の多くが崩れていてそのままの状態になっている。
木の根に覆いつくされた遺跡の一部は、写真で診たままで、この遺跡の神秘さを語っている。中央の回廊は長く、途中が崩れて通行止めになっていた。
中央祠堂を抜けて左手奥に大きな木の根に遺跡が覆われているのが観られ、この遺跡のハイライト部分かもしれない。
バイヨンとならんで心に深く印象づける時間を体験できる。
遺跡からの帰りもまたあの演奏の前で聴き入ってしまった。２０バーツ置いてきた。
参道で演奏するヒト達 西塔門 西門へのテラス 木の根に覆われた 遺跡のハイライト
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