 マレー鉄道に乗って Ｓｉｍ Ｌｉｎ Ｓｑｕａｒｅの近くにあるバスターミナルからＳ＄２．４で星柔快車に乗ってＪＢへ。 ブキティマに入り、ニュートンのそばを通りすぎると、旧エクアトリアルホテルの交差点を右折してＰＩＥへ。 しばらく走るとＢＫＥのＪｕｎｃｔｉｏｎから北へ進む。ＺＯＯやＯＣＨＩＤのそばをすぎてＷＯＯＤ ＬＡＮＤへ。第二コーズウェイができてから ここに来るのは初めてだ。いつもは自分で車を運転してか、同乗してＣＡＲレーンにならんでた。ガソリンの量を気にしながら、よくハ ンドル片手にマレーシアのイミグレカードを書いてたなぁ。 今回は初めてＢＵＳレーンに。イミグレを過ぎてまたバスに乗ったけど、夕方なのでコーズウエィは渋滞。みんな降りて歩く。 マレーシアのイミグレを過ぎれば、ＪＢの駅はすぐだ。なん１０回となく車でそばをとおりすぎたことはあったけど、ＪＢの駅にくるのは初 めてだ。すでにたくさんのヒトが列車を待っていた。  構内のキオスクでアンカービールを２缶買ってホームで列車を待った。予想どおり ３０分以上遅れて列車がやってきた。寝台車の下側だが、ＪＢでほとんどの寝台席 が埋まっていた。やっぱり予約しておいてよかったよ。 冷房は予想したほど寒くはなかった。揺れる列車の車窓を見つめながらビールを 飲み干して寝た。やはりよくは寝られず何度か起きて、Ｐａｓｉｒ Ｍａｓのだいぶ手前 で目が覚めてしまった。 もう外は充分明るい。Ｐａｓｉｒ Ｍａｓで何人か降りていった。 ようやくＷａｋａｆ Ｂｈａｒｕに到着。列車はここからさらに終点のＴｕｍｐａｔまで行くが、 自分のマレー鉄道の旅はここまで。 ＭＡＬＡＹＳＩＡ ホームでタクシーの仕切り屋らしき人間が声をかけてくる。「クアラ・ブスッか？」と、お決まりの文句らしい。駅の外は恐ろしいほど何 もない。「ペルヘンティアンへの桟橋までだ．．．」と言うと、こいつに付いていけと言われた。 ３５ＲＭらしい。相場がわからないし、その運転手しかいなかったので乗っていった。  １時間ちかく走って着いたのは、クアラ・ブスッではなくＴｏｋＢａｌｉという小さな漁港の桟橋のようなところだった。 白人が何人か船を待っていた。バラック小屋のようなところにカウンターのようなものがあり、地図とかがはってあったり、ちゃちなパ ンフが置いてあった。往復で６０ＲＭらしい。 すぐそばでは乗ってきた運転手も入ってマレー人が数人トランプをやっていた。 スピードボートが２隻同じく出発した。こっちはスペイン人らしき男女とイギリス人男女と自分の５人。外海に出ると2艘が競い合ってス ピードを思いっきりあげる。波にぶつかるたびに体が大きく揺れる。スピードボートだけでも変なアトラクションより興奮するよ。 そのうち1艘は違う方向へ向って行った。レダンに行くのかなぁ。 最初に小さい方のクチル島の西側のビーチに着き、二人が降り、それから同じ島の南側のちっちゃいビーチで二人が降りた。 それから大きい方のベサル島のコーラルビューに到着した。 ここのビーチにはペルヘンティアンでもっとも大きいリゾートホテルがふたつある。それだからビーチもいいはずだと思いここにした。 リゾートホテルを通り過ぎ、少し離れた小さなシャーレーで値段交渉。気がよさそうなお兄ちゃんが案内してくれたＲＭ７０のシャーレー にした。 そのカムルとサッカー好きのマサムとはすぐ友達になってしまった。   「西日があたらないからここがいいよ」とカムルが言ってくれたシャーレは広い部屋だった。 荷物を置いてさっそく洗濯。今回はできるだけ荷物を減らして３５㍑のバックで来た。 天井の大きなファンがゆっくりとまわる。少しベットでうたた寝をしていた。目が覚めてから島の探検へ。 西側から小さなバンガローホテルが数箇所それから北側にかけて大きなリゾートホテルが２つ。その真ん中にダイブショップがある。 リゾートホテルは家族連れのゲストが多いようだ。たぶんペルヘンティアンでも一番長いビーチだろう。  一番暑い午後の時間がすぎてから海へ遊びに。ハイシーズンなので水の透明度はバツグンだ。 東海岸はティオマンとレダンに行ったことがあるが、数年前なので今のこの海のほうがきれいに感じる。 海から帰るとバンガローのテラスの椅子に座って本を読んだり昼寝をしたり。腹が減ったらリゾートホテルのテラスで食事をして。 そんな時間の繰り返しだった。 ゆっくりと時間が過ぎてゆく。人生の中でたいせつなものをあらためて感じる。  最初の日の夕方、ボートＴＡＸＩに乗って夕日を見にクチル島へ行った。 ベサル島はクチル島の影になってサンセットを見ることができない。 ボートＴＡＸＩの家族もいっしょに乗って行った。 ７：００すぎまで待ったが、雲が多くてサンセットはよく見えなかった。 でも、のんびりと夕日を見つめる時間など日々のなかではない。 たった２日間だけだったが、かけがえのない時間をすごした。    |